最近、全国の観光スポット巡りと称して実際はそれぞれの神社を巡って練り歩いている気がするのだが、そんな私が今回は、伊勢神宮と厳島神社について紹介していきたいと思う。
出雲にも行ったことはあるが、それは別のお話しとして。
今回見ていく伊勢と厳島。どちらも全国的に有名なスポットであり、最近だと「パワースポットだから」と若い人たちにも人気だ。
酒飲みでもある私としては、どちらも美味しい食べ物と地酒を味わえるので、ついついお参りより食欲が優先されてしまうのだが……。
では、どっちの神社も堪能して来た私が、独断と偏見で、それぞれのいいところ。また美味しい物など、おすすめポイントを紹介していくぞ!
伊勢・厳島それぞれの見所は?
伊勢神宮の見所はここだ!
まずは伊勢神宮から。
天照大神を祀る伊勢神宮は言わずと知れた日本の伝統的なお社である。内宮外宮と離れた位置にあり、その敷地の広大さにも驚かされるだろう。
ここでの見所と言えばやはり……
正宮
ではないだろうか。
参道の一番奥にあり神様が鎮座していると言われる、この場所まで参拝するのが当たり前。日本の伝統を感じさせる大自然の中にある社は一見の価値ありだぞ!
ちなみに、個人的に凄いなと思わされたのは、やはり一本一本が御神木とも言える太く立派な杉の木たちである。
いろんな神社を巡ってきた私だが、男数人が手を回してやっと一周できる太さの杉なんてものはなかなか見る事がない。
まさに伊勢神宮ならではの千年以上続く伝統を感じさせられる光景に、すっかり心奪われたものだ。
参道を歩くだけでもパワーを貰える。
というのを実感できるその圧巻の景色。是非ともご覧頂きたい。
なお、本当のおすすめは花より団子、おかげ横丁である事は内緒だ。
厳島神社の見所はここだ!
続いて厳島神社。こちらの見所と言えば当然……
海に建てられた鳥居
に尽きる。
潮の満ち引きにより水面に浮かぶ鳥居をの姿を見る事ができたり、また歩いて触りに行く事もできる真っ赤な鳥居。
この姿を見る為にやって来る観光客がほとんどで、これを見なければ観光が成り立たないとも言える。
その幻想的な美しさは私も心奪われた。特に干潮時が一般的には人気だが、やはり満潮の美しい姿こそ、その目に焼き付けてもらいたいものだ。
また、個人的なおすすめは、やはり人気の秋の厳島神社だ。
紅葉谷公園の紅葉をと一緒に見る厳島神社の美しさは、「安芸の厳島」という名にふさわしい見ごたえある景色となっているぞ。
ちなみに私は桜の花が大好きなので、満開シーズンに桜と共にこの景色を堪能するのも、おすすめだ。四季の彩りと共に厳島神社をご覧頂きたい。
こちらは伊勢神宮の外宮から内宮の様子を切り取った動画である。この古い時代をそのまま持って来たかのような光景。まるでタイムスリップでもしたような世界観を、是非生で見て貰いたい。
▼伊勢神宮(外宮~内宮)
おすすめの神社はどっち?
さて、かと言って伊勢神宮も厳島神社もどちらも遠い。旅行にしたってどっちかを決めなければならないだろう。両方行って欲しいと言うのが本音ではあるけれど。
そこで……
それぞれの神社、どっちがおすすめか?
決めにくいのは承知で、いくつかのオススメポイントをまとめていきたいと思う。
伊勢神宮のおすすめポイント
伊勢神宮の方がおすすめだと思えるポイントを紹介しよう。
まずは、祀っている神様だろう。天照大神と言えば、日本神話の最高神。つまりもっとも偉い神様なので、なんとなく御利益度は高い気がする。
実際ふたつの神社を歩き比べてみると、規模は圧倒的に伊勢神宮の方が大きいのだ。
その為、小さな建物から見て回るだけでも様々な経験をする事ができる。勉強、恋愛、健康など、お賽銭を投げられるスポットも多く点在していて、のんびりと見て回る事が出来るだろう。
なにより厳島神社と比べて重要なのが、潮の満ち引きが関係ないので時間に縛られないと言う事。また、三重県にあるため、都心から旅行に行くならアクセスも良好なのが素晴らしい。
- 神様の知名度に見所の多さ
- 時間がフリー
- それから行きやすさ
そういった所がおすすめポイントだと言える。
厳島神社のおすすめポイント
続いて厳島神社のおすすめだと思えるポイントだ。
瀬戸内海の小さな島にあるだけあって、ちょっと遠い感は否めない。私も地元が近くで良かったと思っている。
ただ、厳島神社と言えばここにしかないアイデンティティーがあるのも確かだ。それが……
潮の満ち引きによって姿を変えるその景観
である。これを見られるのは全国でもここだけ。日本どころか世界で唯一見られる光景と言えば、おすすめせずにはいられない。
また船に乗っての移動をしたり、島特有の気候や景色を堪能できるというのは、子ども達にとって貴重な経験になるのはもちろん、大人にも素敵な刺激となる事だろう。
世界遺産にも登録される厳島神社は、
- その立地
- 存在そのもの
それがまさにおすすめと言える。海にある神社だからこそ見る事ができる姿というのは、一見の価値ありだ。
花より団子!美味しい物で勝負
伊勢神宮の美味しいものをチョイス
最後に紹介していくのは、各地の美味しい物である。
なにかに言ってもどちらも素晴らしい場所なのだから、差異をつけるのは難しいけれど、美味しい物はかなり素直だぞ!
そのすべてを紹介するのは非常に難しいので、ここではそれぞれの注目料理をひとつずつ取り上げたいと思う。
まずは「伊勢神宮と言えば」だ。
コロッケや赤福などあるが、私が一番推しなのが……
松坂牛串だ。これしかない。
やはり塩コショウの利いたこの味。つい地ビールを片手に食べ歩きたくなるこの一本。
何本でも食べられる美味しい味を前にしたらおすすめせずにはいられない! おかげ横丁には美味しい物がたくさんあるけれど、これだけは外せない一本である。
伊勢神宮にお参りしに来たのなら、やはり松坂牛を食べて、贅沢な参拝を堪能していただきたいのだ。
厳島神社の美味しいものをチョイス
続いて、厳島神社の美味しいものチョイス。
私の地元瀬戸内海には海の幸が豊富で、なかでも牡蠣といえば、この宮島一の名物だといっても過言ではないだろう。
様々な味の焼き牡蠣に、期間限定でここでしか食べられない生牡蠣まであるのだから、この海の味を是非とも堪能して頂きたい。
なのだが、それよりも私が超個人的におすすめしたいのが、なんと山頂で食べられる海の味覚……
もずくうどん
である。こちらは画像を撮り忘れてしまったので、表示できないが今もあるのかな?
厳島神社の宮島には、神社のすぐ後ろに弥山と呼ばれる山があり、この山頂のお食事処で食べる もずくうどんがまた美味しいのだ。つゆだくのうどんに乗せられたもずくの味。
私自身そこまで「もずく好き」だった覚えはないのだが、むしろうどんはきつねしか食べないくらいにきつねうどんが大好きなのだが、その私が舌鼓を打ったのがこのうどん。もっちりとした麺の歯ごたえともずくのとろみが絶品!
山頂の小さな店の中で食べる味はなんとも言い難い。確か展望台みたいになっている所で周囲の景色を堪能しながらも食べる事ができる。
この味をぜひ、知って貰いたいのだ。
伊勢神宮と厳島神社はどっちがおすすめ? まとめ
いかがだっただろうか? どちらがおすすめかと言われると正直な本音を言えば神社だけでは決められない。どちらも立派な建物であり、だいたい優劣を付けてしまうなんて罰当たりだろう。
しかし……
美味しい物とアクセス。
これは決定的に違う。
立地的にも楽に行けるのが伊勢神宮。安定感があるのも観光地としては最適だ。しかし時間は掛かるが貴重な体験ができる場所なら、厳島神社と言えるだろう。
また、それぞれの土地では食べられるものも違う。伊勢においてはやはりお肉や野菜が美味しい印象だ。逆に厳島は海の幸が豊富で、関東では食べられない味がここにある。
それぞれの魅力は違うけれど、違うからこそ、是非ともどちらとも遊びに行ってもらいたい。