スポンサーリンク

広島県の宮島に観光旅行へと行って来た。

海の中に建てられた鳥居が有名で、世界遺産の一つでもある厳島神社の参拝の為、連日多くの観光客が足を運ぶ。

私もこの神社へと参拝し、また弥山を登って瀬戸内海の絶景に心を打たれた物だ。

さて、この宮島。

着いて早々驚かされる事があるのだが、それは、なんと観光客を出迎えてくれたのが人ではなく……

鹿

であったこと。

ここ宮島には野生の鹿が住み着いていて、当たり前のように町を歩いているのだ。となれば、つい可愛さに餌をやろうとする客もいるだろう。けれど、この鹿たちには餌をやってはいけない。

  • そもそも、なぜ鹿がいるのか?
  • それにどうして鹿に餌を与えてはいけないのか?
  • その理由を説明しよう。

    厳島神社に鹿が住み着いているわけとは

    神聖な鹿はもともと島にいた

    厳島神社周辺……というより、この宮島に住み着いている鹿。

    一見すれば大人しいし愛くるしい鹿に、はしゃぐ子供も多いのではないだろうか。私もそうだった。

    この鹿だが、その昔観光の為に奈良から連れて来られた事があると噂だ。

    その数は4、5頭くらいだったのだが、かつて、観光名所として宮島を流行らせる為に鹿を連れて来た。という、話をネットでは目にする。

    が……それは正しいがちょっと違う。

    いや、確かに連れて来た記録はあるそうだ。

    しかしだ……たかだか数頭連れて来ただけで、たった半世紀そこらでは、島中に生息するほどの数に増えるわけがない。

    そこで気になって調べてみると、そもそもこの鹿たち、この厳島神社が出来るより昔から、ずっとこの島にいたのだそうだ!!

    どうしてこんなに増えてるの?

    どうして鹿がこんなにも多いのか? もともと島に住み着いていたという鹿たち。

    鹿や、イノシシなどもそうだが、陸上の動物は陸だけで生活するイメージが強いだろう。好んで泳ぐようにも見えないし、泳ぐ姿はなかなか見られるものではない。

    例えば我が家の犬もそうなのだが、むしろ水を怖がる動物が多いので、なんとなく水には入らないイメージを持つ者もいるだろう。

    しかし、実はこの鹿やイノシシ……普通に泳げるのだ!!!

    しかも、海を渡って島から島へと移動する事もできるハイブリッド仕様の動物で、餌や住処を求めて、大移動する事もあるのだとか。

    そうして大昔に泳いでやって来た鹿が、人より早くこの宮島を住処にした。人は、鹿が増えた後からやって来たのである。

    またこの鹿たちは幸いにも、現在の人はもちろん、当時の人達にも狩って食べられるということが、なかったのだ。

    猟銃などで撃ち殺されるなどしなかったため、数が減らなかったのである。

    なぜ殺されないのか……それは後述しよう。

    しかしこの鹿と私達、島外からくる観光客との付き合い方に、いろんな問題がでているのである。

    それを説明する前にこちらの動画を見て欲しい。鹿の様子を簡単に映したものなのだが、このやんちゃな鹿たちといろんなトラブルも起きている。

    ▼宮島 厳島神社 鹿に襲われないよう注意しましょう

    凶暴ゆえに餌やりは禁止?

    なんで餌を与えてはいけないの?

    宮島に行ってみると、街の至る所で「餌やり禁止」の立て看板を見る事ができるだろう。野生動物である鹿に餌をやってはいけないのには、いくつか理由がある。

  • 野生に帰すため
  • ビニールや紙まで食べて健康に良くない
  • 襲われる可能性がある
  • というもの。

    宮島に住んでいる鹿は、ずっと長い間人々と共存して生きてきた。昔は人や観光客から餌を貰った事もあるのだろう。

    しかし、慣れ過ぎた鹿はすっかり野生の生き方を忘れてしまい、自分達で餌を見つける事をしなくなったと言われている。

    まあ宮島の環境は鹿が多すぎるせいで破壊され、そもそも鹿の餌になる植物が自然界でも減っているというらしいが、詳しい事はさておき。

    そんな鹿たちは空腹や発情期でイライラしていたりすると、人を襲う事もあるそうだ。その凶暴性から、餌やりは禁止されているのである。

    スポンサーリンク

    しかし……調べてみるとちょっと面白い意見があり、様々な事実が見えてきたのだ。

    調べてみるとちょっと逆?

    さて、まずはネットの口コミにこんなものがあった。

    「鹿に襲われた。すごく凶暴で、持っていた紙(地図)を食べられてしまった。Twitterでは『鹿に紙を食べさせるな!』と言う意見もあったが、食べさせたのではなく奪われたのだ。鹿なんて大っ嫌いだ」

    という悲しいものである。

    コメントにも、

  • 宮島の鹿は怖い
  • 奈良だって凶暴だぞ
  • 春先の鹿には注意
  • などあったのだが、その中で面白かったのが、

    「もともと餌を貰っていた鹿が突然餌を貰えなくなって、空腹だから襲うようになったんだよ」

    というもの。

    確かに、何十年か前は鹿を増やしてあげようと。また、観光客から餌を与えられることもあったのだろう。それがなくなり、お腹を空かせたから、襲うようになった。

    逆にお腹を空かせている時は人間から餌を貰えると考えているため、そのおねだりが凶暴に見える、と言う事もあるらしいのだ。

    鹿としては餌を貰いたいだけであるが、人間からすれば襲い掛かられ、凶暴になったように見える事もあるのだという意見である。

    私が遊びに行った時はそんな事もなく、大人しい鹿ばかり。

    精々、お持ち帰り用の牡蠣を食べていたお兄さんがそれを奪われてショックを受けていた程度であるが、相手は野生動物。ペットではないと言う事は、認識しないとダメなようである。

    神の遣いではなかった? その実態を徹底分析

    宮島の鹿は神の遣いと信じられていたけど…

    さて、この鹿たち。

    野生動物であり観光客を呼び込む為、殺さず大切にされたと言われているのだが、その中に……

    「鹿は神の遣いである」

    という噂が後を絶たない。この実態を調べてみたのだ。

    すると、宮島ではなく「春日大社」という場所において、鹿は神の遣いとして神聖なモノとして扱われているらしい事が分かった。

    では宮島も同じだろうか。

    宮島にも有名な三人の女神がいるのだが、この遣いであると信じられていた鹿であるけれど、これ、実は間違いなんだという。

    結論だけ言うと、女神の遣いは鹿ではなかったのだ!! この厳島神社の神の遣いも、どうやら鹿ではなく烏らしい。

    では、なぜこのように神聖視されているのかというと、神の遣いかどうかは別にして、

    宮島では鹿を狩猟する事が禁止されていた。

    という話がある。

    どんどん増えていく鹿ではあるが、狩ってはいけなかったのだそうだ。その理由を次の章に記載しよう。

    鹿ではなく、神聖なのはこの土地そのものだった!

    宮島。厳島神社周辺。

    この地域一帯は神様の土地であり、とても神聖なものだとして人々に認識されていた。ここに、不浄を持ち込んではいけないのだ。

    つまり、この土地は神様の土地なので、生き物の血を流して穢(けが)してしまうことを禁じられていたらしい。

    なので、鹿に限らず殺生を禁じられていたのが、宮島なのである。

    それが紆余曲折、尾ヒレなどがついて、土地ではなく「鹿」が神の遣いという風に勘違いされていったのだろう。実際、別の神社では神の遣いなので、混同もされたのも理由だと思われる。

    ただ、そうして長らく数を増やし、数千の数にもなっていた鹿も、戦後、GHQの娯楽によるハンティングで500頭まで数を減らしてしまった。

    可哀想だと思ったりもしましたが、それでも現状を見れば、数が多く島の餌がなくて人々を襲う事もあるのだから、難しい問題と言えるだろう。

    餌を与えてはいけない。

    鹿の為とは言うけれど、そのせいで凶暴化しているとなると、なんだか寂しい話でもある。

    厳島神社に鹿はなぜ多い?その「凶暴さ」と「餌やり禁止」の理由 まとめ

    いかがだっただろうか? 神聖な土地である宮島。ここでは血を流す狩りを禁止されていたため、鹿などの野生動物がのびのびと暮らし、人間と共存をしていた。

    その為、長い年月を掛けて島の至る所で見られるようにはなるのだが、人間との共存は難しく、島民も鹿のフンなどによる被害を受けている為、どうにか盛り返したいと言うのが本音らしい。

    その一環として、餌やりを禁止しているのだが、ただ、その結果として…。

    空腹の鹿たちが森に餌を求めず、慣れてしまった人間相手に食べ物を求める

    というのは皮肉な話と言えるだろう。

    もちろん、全部の鹿が凶暴なわけではない。

    むしろ私としては、大人しい鹿ばかりだったという印象がある。ただ、空腹の鹿や、春先の発情期の鹿には十分注意する必要があるだろう。

    >>「トリバゴ」で周辺ホテルの最安をみる


    スポンサーリンク