日本唯一のキツネとふれあえる施設。キツネ好きにとって聖地と呼んでもいい「蔵王キツネ村」

キツネ大好きを自称する私はこのキツネ村へと行って来たわけだが、山奥の寒い所にあるにも関わらず、当日は意外に多くの人が観光に訪れ、外国人旅行客が多かったところも印象強い。

海外のキツネ好きからも、この場所は非常に人気のスポットなのだ。

そんなキツネ村だが、じゃあ、世間的にどんな評価を受けているのか?

簡単に調べてみると、やはりいろんな意見の中にちょっとキツイ評価も出て来た。単なる悪口コメントではなく、なるほどと頷くところもあり…。

今回はそんな皆の感想や意見、それから私の率直な感動をお伝えしていきたいと思う。

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キツネ村の口コミは賛否両論

やっぱりキツネ村は最高だった

さて、賛否両論、というよりも、賛成の中に否定的な意見もあったキツネ村の口コミだ。

これにはいろんな理由があるのだが、まずは賛成的――特にキツネ村を満喫されていた方々の意見を見てみよう。

それがこちら。

「子ぎつねに凄くいやされる。抱っこ体験はおすすめ」
「放し飼いエリアはGWでももふもふ冬毛が楽しめる」
「動物好きなら絶対に楽しめる」
「毛並みがもふもふでとても可愛いキツネと触れ合える」
「評判よりかなりイイ。子ども達も大喜び!」

といった具合になっている。

やはりキツネたちと楽しく遊べるというポイントは、観光客にとってこれ以上ない楽しさを演出してくれる。

相手がほぼ野性に近いということもあり、言葉では伝えきれないさまざまなハプニングが待ち受けてくれるのも楽しいポイント。

家族連れでもしっかりと楽しめたという声も多く、連休にはぜひ行ってみて頂きたいところだ。

しかし「評判より」とあったように、やはりマイナスな意見もあった。そちらにも注目してみよう。

子供連れの方には注意が必要

まず、一般的なマイナス意見を見てみよう。

「子ども達を自由に遊ばせられない」
「臭いがきつい」
「遠い」
「料金が高い」
「キツネが狭いゲージに入れられて可哀想」

こうした意見が一応寄せられている。

一部「臭い」「遠い」「料金が高い」などは、まあ仕方のない事だろう。料金は人の感覚次第であるためなんとも言えないが、動物独特の臭いとアクセスについては難しい問題だ。

ちなみに私は……

動物好きなら気にならない

と考えている。

また「キツネが可哀想」という意見は海外の方から寄せられた声ばかりであった。このあたりは日本人とは共有しがたい部分があるため割愛。

ただ、子どもを自由にできないという点に関しては親御さんに注意頂きたい。

キツネ村ではキツネをほぼ野性に近い状態で放し飼いにしているエリアがあるが、子ども1人につき大人1人がついてあげなければならない。

また「抱っこ体験」も高校生以上からとなっている。これらは、子ども達が相手だとキツネが悪戯をしてしまい、怪我に繋がる恐れがあるからだ。

実際、キツネの中にはとても悪戯で好奇心旺盛な子も多く、気性の荒い子もいる。この辺りは家族で旅行に行く際、事前に確認しておかなければならないだろう。

しかし、こうしたマイナス意見は非常にごく僅か。ただ、こんな中に1点気になる部分があった。今回はそちらを解説していきたいと思う。

こちらはキツネ村のキツネたちの様子だ。もふもふで可愛く、ゲージの中の彼らものんびりと非常にゆったり暮らしている。という風に私には見えた。家で飼っている犬にも似ていてとても可愛いので、ぜひ実際に見にいってみて欲しい。

▼宮城蔵王キツネ村に行ってみた

激怒レビューの理由とは?

従業員の接客が最悪だった

さて、私としてもおすすめスポットであるキツネ村。動物好きなら絶対に入って欲しいポイントだし、決して損はしないだろう。

ただし、今回口コミを見てみると、怒りの声にこんなものがあったのだ!!

「従業員のおばさんが怒鳴り散らしている姿をよく見かけた。客への態度も最悪だし、若い子が可哀想になる。客の前である事を理解してほしい」

キツネ村の口コミは、とても評判がいい。数百件のうちほとんどが満足度の高いコメントになっているのだが、その中で何人かが指摘したのが、この、

従業員の態度

なのである。

もちろん全従業員ではない。あくまで一部。

というより口コミを見る限り、皆「ある数人」もしくは「特定の一人」に対して怒りを抱いているようであった。

口コミの中に出て来る従業員は必ず「ベテラン風のおばちゃん」である。この真実について、私は実際にキツネ村に行った時に見てしまったのだ。

これって本当なの?

「口コミは悪戯じゃないのか」
「単に悪く大袈裟に書いているだけでは?」
「怒鳴るにしてもたまたまだろう」

そう思う声もあるのではないか。と言う事で、私の個人的な見解からズバっと切ってみたい。

そこで、バッサリ言ってしまえば……

このおばちゃん、いた。

そして確かに若いお姉さんが怒られていた。うん、可哀想だった。

そうなのだ、このおばちゃんはキツネ村に確かにいるし、私は一日中キツネと戯れていたから分かるけど、仕事の節々で怒っているらしい声はあった。というより客でありながら、私もちょっと怖かった。

なので、口コミでこのように話題になるのも、まあ仕方ないだろう。

またこれらの口コミには総じて「おばちゃんがサービス業の一員という自覚がない」といった、つまり、キツネ村への評価というよりも、おばちゃんへの評判が悪いだけなのだ。

  • キツネは可愛い
  • でも、おばちゃんが怖い
  • そういう事である。

    ただ、別に客が怒鳴られるわけではない。従業員さんの問題なので我々はとやかく言えないのが辛いが、まあ、いるにはいたけど、キツネの可愛さには影響しないと言える。結構おばちゃんだったから、いつまでいるかもわからない。

    ただ、敢えてこの、口コミ名物(?)のおばちゃんがどんなものか、心構えして見に行く分には特に怖くもなければ「そういうもの」と思って不愉快にならないのではないだろうか。

    きつそうな方ではあったし、恐らく「キツネに噛まれてお客さんが怪我をした」など、多くのトラブルを経験している方だというのは分かる。特に、客に絡みにくるわけではないので、そこは安心して欲しい。

    ◎管理人も愛用◎

    私が蔵王キツネ村に感動した理由

    若い店員さんの笑顔は本当に素敵

    さて、そんな風に「キツネ村の悪い評判」の正体は結局……

    「おばちゃん従業員さんの態度が怖すぎる」

    というオチだったわけだが、他のスタッフはどうだったかというと、ここで私が感動した話を伝えよう。

    それは「抱っこ体験」のお話し。

    この抱っこ体験。普通は外でやるものだ。後から思えば当然ではあるのだが、キツネを屋内に入れてしまうのは衛生面で非常に危うい。なので外で抱っこするのが当然であった。

    しかしその日はとても寒い日で、私達が訪れた時は雪が降り積もる時期。朝一に園内を軽く回った後、早速キツネを抱きに行ったのだが、そこで、優しいお姉さんが気を利かせてくれたのだ。

    風も強く寒いから、ストーブのある屋内で看板キツネちゃんを抱っこさせてくれたのだ。
    抱かれ慣れているキツネなのでとても大人しく、決して暴れない。

    私達以外にも外国人のお客さんがいて、まだ人の少ない時間だったため皆屋内での抱っこを体験させてもらった。

    接客態度もハナマルだと言える。キツネについていろんなお話しをしてくれながら、客としては非常に素敵な従業員さんだった。

    のだが、まあオチは簡単だ。

    私が聞いた怒鳴られというのが、まさにこれ。

    本当はキツネを屋内に入れてはいけないのである。

    園長さん、キツネ村だから村長さんだろうか、年配のおじいさんが宥めていたが、おばちゃんらしい人に怒られてしまっていた。

    申し訳ない……。と思いながらも、私にはどうにもできなかったわけだが、それでも、怖いおばちゃんより、こういう優しいお姉さん。またいろんな質問に答えてくれるお兄さんもいた。

    普通の従業員さんはむしろ、接客態度も丁寧で、非常にいい場所だったと言えるだろう。

    キツネと仲良くなれるのはここだけ!

    それから注目。やはり世界でも有数の、生のキツネとふれあえると話題なのがこのキツネ村である。

    その一番のお楽しみエリアと言える放し飼いエリアだが、ここでキツネ達とどんな風に過ごせるかは、運とお客しだい。

    口コミでは、「全然キツネが寄ってこない」という声もある。ブログの中には誰にも好かれなかった悲しいパターンも見られた。

    私は友人の中でもひときわキツネを愛していると話題の男なのだが、事前に、

    「キツネに懐かれなかったらどうする?」
    「寂しくて死ぬかも」

    なんて話をしていた。正直不安はあったし、覚悟もしていた。一匹も寄ってこない可能性はあるのだ。

    従業員さんにも「噛まれる」「触らないように」と当たり前の注意を受けていた。怪我をしてしまわないよう、それからキツネ村に迷惑をかけないよう留意しなければならない。

    そう思って臨んだこのキツネ村。しかし、フタを開けるとこれぞキツネに愛を捧げてきた成果だと言わんがばかりに、一匹のキツネがずぅーっと私のそばにいてくれたのだ。

    白い”もふもふ”のプラチナキツネで、まるっこく寝ていた姿を撮影していたのだが、その後からひょこひょこ一日中私の後を歩いてくれるのだ。

    ……可愛すぎた。可愛すぎたしたくさん写真も撮った。ズーム要らずで、ふれられる距離で写真を頂いた。

    あ、ちなみに触った。怒られるのでナイショだけど。

    他にも小さなキタキツネの女の子が、元気よく私と現地で仲良くなった友人に絡んで来てくれた。

    小柄で愛らしく、顔も非常に整った美人ならぬ美キツネちゃん。

    足にすり寄ってくるくらいに元気なキツネで、これが本当にキュートでハートが爆発しそうなくらいに可愛かったのだ!!!

    正直、これだけで口コミとかどうでもいいくらいに堪能できたと言えるだろう。

    いろんな意見はある。いろんな声はあるけれど、ぜひ、アナタの目で、この可愛さを堪能していただきたい。

    蔵王キツネ村の口コミがかなり荒れている? まとめ

    いかがだっただろうか? 口コミの内容を見ていくと、95%くらいは良い内容で埋め尽くされている感じだ。

    実際、私的評価も5つ星である。

    しかし中には確かにある、悪い口コミ。ただその正体は、キツネ村の善し悪しではなく、単に一部のおばちゃん従業員が怖いというだけの物だ。

    確かに怖いが、キツネ村の魅力には何ら関係ない。今後改善されるならそれが一番だが、皆さんにはぜひ気にせず、キツネと触れ合えるひとときをお愉しみ頂きたい。

    キツネを愛する心さえもてば、100匹以上がそこにいるのだ。そのうち何匹かと、仲良くなれるかもしれないぞ。

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