家族旅行で宮島へと行って来た私達。
やはり注目は厳島神社。干潮の時に海を歩いて、鳥居に触りに行って。また、鹿たちの歩く商店街でしゃもじの専門店にも行って来た。
他にもちょっとした間違いというか、旅行のテンションから弥山の登山に挑戦してすっかり筋肉痛に。
美味しい食べ物を商店街で堪能し、すっかり宮島観光を楽しんできた私達。
さて、そんな宮島には、カップルにとって聖地とも言える場所があるらしい。
それが今回紹介する「消えずの火」。
今回はその「消えずの火」への行き方で、注意すべき点があるので、そちらを紹介していきたいと思う。
「消えずの火」はここにある!
恋人の聖地「消えずの火」とは
まずこの、「消えずの火」とは何だろう?
恋人たちがもっとも幸せになれるスポット。恋人の聖地と呼ばれるこの「消えずの火」
これは弥山の山頂にある、霊火堂。
そこにくすぶり続けている火の事で、この炎がなんと1200年もの間ずっと燃え続けていると言う事から、そう呼ばれている。
あいにく私達は恋人ではなかった為、あまりちゃんと確認していないのだが、この小さく灯り続ける「消えずの火」は永遠の愛を表していると言われ、恋人たちにとって神聖なパワースポットとなっているのだ。
ずっと燃える小さな火。最近ではロープウェイの山頂駅に、絆を深めるための「誓いの火」も誕生したとしてますますカップルの観光客が多く足を運んでいるらしい。
言われてみればアツアツ外国人カップルの熱烈な存在が、私の記憶にもはっきり残っている。
道のりを案内しよう
ではこの「消えずの火」までの経路を案内しよう。後述するが、間違えると大変な事になる!
聖地までのアクセスは明解だ。
まず、フェリー乗り場から厳島神社へと向かおう。神社から紅葉谷公園へと向かうと、ロープウェイ乗り場がある。乗り場へは送迎バスもあるぞ。
ロープウェイに乗って山頂の「獅子岩駅」まで行けば、そこから山頂に向かって約20分ほどの道のりを歩く事になる。
そうして辿り着いた場所が、恋人の聖地「消えずの火」なのだ。
なので、およそ1時間30分くらいかかる。
……のだが、この道のり。実はここに大きな落とし穴があるのだ。
その解説の前に動画の方を紹介しておこう。これが、1200年守り続けられ、消えずに燃える「消えずの火」だ。この神秘の火をぜひ一度、見て来て頂きたい。
▼宮島弥山 消えずの火
注意!●●はこの道通るべからず
その道は歩くと●●を破滅に導く
さて、ここが要注意。
消えずの火のある弥山。そこはカップルの聖地であるにも関わらず、恐ろしい道がある。その道が……
弥山の登山道
である。弥山には三つの登山コースがある。もっとも多くの観光客が登ってしまうのが、紅葉谷コースだろう。公園から続く登山道で、ちなみに見事、私達も登ってしまった道だ。
そして、霊火堂に行く途中でその道を通ってはいけない人たちそれが……
カップル
なのである。ちなみにこの道、かなりの曰(いわ)くがあり、興味本位で登ったカップルは、
そんな感じでカップルが破局の道へと突き落とされて行くのだ。せっかくカップルの聖地に来たのに、こんな落とし穴があるなんて。
実際に登ってしまった私からも、その真実を話そう。
弥山の登山道の真相とは?
弥山の登山道を登ると、カップルが別れる。その怖い話の真相。つまり……
「超険しい山道を登って疲れから口喧嘩も増え、それがふたりの仲に亀裂を入れてしまうのだ!」
馬鹿馬鹿しく聞こえるかも知れないが、実際危ないので注意して欲しい。
それというのも私も、家族でこの登山道を登ってみたのだが、あまりの険しさに途中で引き返したい派と、そのまま登り切る派で意見が分かれ、その時は感じなかったが、それが本当の別れに繋がるのだろうと、そう実感した。
現に辛い。正直もう登りたくない。それほどの道。
そもそもこの登山道は、かつて僧侶たちが修業の為に歩いたと言うではないか。それは辛いに決まっている。修業の為の道なのだから。
観光客向けにしっかり整備はされているが、歩いて疲れる事は間違いない。ロープウェイがあるのだから、そちらを使えば良かったと後悔しているくらいだ。
もし「いや、俺達はそのくらいじゃ別れない」という自信のあるラブラブカップルは、この通説を打ち破るため挑戦してみてもいいだろう。
ただし、別れる別れないは別として、本当に疲れるので、なるべくおすすめはしないぞ。
ふたりっきりで見たい宮島観光
夜の厳島神社は見逃すな
さて、ではカップルにおすすめ。ふたりっきりで楽しみたい宮島の観光名所をご紹介しよう。
まずは注目なのが、世界遺産にもなっている厳島神社。それも、夜の厳島神社だ。できれば満潮が好ましい。
この夜の厳島神社。昼間とは違い、深い海の上に建てられた幻想的な雰囲気は、すっかりカップルたちを見惚れさせ、すごくいい雰囲気にしてくれる事だろう。
波の音もまた心地いい。なにより仄(ほの)かに明かりに照らされた境内の美しさは、世界に誇る神社というだけあり、息を呑むほど。
島にはホテルもある。また夏には花火大会などもある。
ぜひ、せっかく恋人たちの聖地を見に行くのだから、そのついでに、この美しい夜景を楽しんで来て貰いたい。
最近水族館がブームに
昨今いろんな場所で水族館がブームになっている。特にクラゲばかりを集めた某水族館など、テレビでも紹介されるほどに大人気となっていた。
そんな水族館が、ここ宮島にもあるので、カップルで是非遊びに行ってもらいたい。
私達は残念ながら遊びに行けなかったので、軽く調べてみたのだが、今年2017年で50周年を迎える宮島水族館「みやじマリン」は、スナメリやアザラシの赤ちゃんを見る事もできて、やはり流行りのクラゲも楽しめるそうだ。
口コミでも好評で、子ども達に人気なのはもちろん、小さな島の割にとても大きく見応えがあるそうだ。
港から歩いて20分~30分程度。厳島神社を抜けた先にある水族館である。
遊べる観光スポットとして隠れた人気を誇っているので、是非とも遊びに行ってもらいたい。
宮島の「消えずの火」までの行き方で絶対に注意すべき人たち まとめ
いかがだっただろうか? 消えずの火までの行き方は、基本的に迷う事もないし簡単に辿り着く事が出来るだろう。
しかし。しかし、だ……登山道だけは本当に気を付けて欲しい。
試しに登ってみてもいいが、彼氏・彼女にちゃんと確認は取ろう。結果、喧嘩別れしても誰も責任は取ってくれないので注意だぞ。それくらいに、キツイ山道だったのだから。
ぜひ、聖地でパワーを頂いて、いろんな宮島の素敵なスポットを、観光してきてもらいたい。
宮島ロープウェー紅葉谷線に乗ると、その下を通る登山道の険しさが良く分かります。途中の榧谷駅には登山者と分けるためのロープが張ってあった記憶がありますが、山登りの苦手な私には「よくぞこの登山道を登ってきたものだ」と思ったものです。ゴンドラ式ロープウェイが架かるということは、裏を返せば下は険しい山道である証拠。ロープウェーで登るのが正解ですね。
夜景を見るとなれば帰りのロープウェーが無い場合もありますが、緩やかな下山道があるので、そちらからゆっくり降りてくればカップルの絆も深くなるでしょうね。きっと。