キツネ好きにとってはまさに天国、宮城県蔵王キツネ村。
キツネをこよなく愛する私にとってまさに聖地。一度とは言わず何度でも行きたくなるのがこのキツネ村。
今回はこのキツネ村を楽しむために、まずは……
クーポンなどの割引情報がないか?
を確かめてみた。だいたいの有名な施設には割引があるものだ。
そして調べてみたら、意外な事実が判明した!
ということで、今回はこのキツネ村の割引クーポンは本当にあるのか? そして、この聖地がいかに素敵な観光スポットなのかを伝えて行きたい。
キツネ村の料金割引の真実
小学生以下無料だが……
いきなり結論から言おう。調べてわかったのだが、意外や意外、なんとキツネ村には……
割引クーポンが存在しない!
しかし、例えクーポンがなくとも、そもそもお得。コスパも最強とも言える一日中堪能できる施設「蔵王キツネ村」。
でもお得には楽しめないのか? いや、そうではない。
まず注目したいのが、「小学生以下」の料金だ。
普通の遊園地、観光地、それらでは大人の6割分とはいえ、小学生でもお金を払って入場するのが普通だろう。しかし「蔵王キツネ村」はそうではない。
なんとキツネ村の場合……
小学生以下は無料
なのである!
1年生2年生といった低学年だけではない。6年生までが無料なのだ。
子ども達を連れて家族で旅行するのであれば、こんなにも嬉しい割引は存在しないだろう。
ただし注意事項がある
ただし、小学生が無料である事には理由がある。
それは小学生以下の小さな子ども達の場合、ちょっとしたキツネたちとのトラブルが考えられるのだ。
端的に言えば、キツネは小さな子ども達に、悪戯をするのである。
キツネ村のキツネたちは100匹以上が放し飼いにされており、より野性に近い彼らとふれあえることが魅力の一つだ。
しかし、この放し飼いにされているキツネたち。彼らはとても利口で、自分より弱い相手に対しやんちゃが過ぎる。これは子どもでなくとも女性客相手にもそうだ。油断していると、大の大人だって噛まれてしまう。
実際に遊びに行った経験から言えば、キツネたちはちょっとしたじゃれ合いか、もしくは人の持っている物を欲しがって噛みついてくる事があるようだ。
ちなみに私は知的好奇心からわざと噛まれてみた。その結果……
メチャ痛かった……。
怪我に繋がるから真似はしないで欲しいし、子どもを連れて行く際は気を付けて欲しい。この辺りは飼育員の方からも注意を受けるだろう。
小学生中学生は抱っこ体験ができない
それからキツネ村の魅力の一つに「抱っこ体験」がある。もふもふのキツネたちを抱きしめられるとても貴重な体験で、私は大好き過ぎて3回抱かせてもらった。可愛すぎた。
しかし、この抱っこ体験もやはり小さな子どもが相手だとキツネたちが悪戯をしてしまうのだとか。爪で引っ掛かれる事もあるらしい。
なので、子ども達にはこの抱っこ体験をさせてあげられない。
可哀想だが怪我をして、お客様やキツネたちが嫌な思いをしてしまわない為の配慮である。
なので、無料で楽しむ事はできるが、多少なり制限があると言う事をあらかじめ知っておかなければならない。
ただしエサやりであったり、放し飼いエリアに入れないわけではない。ゲージの向こうにいるいろんな種類のキツネを見る事もできる。動物も実は、キツネ以外にヤギやポニー、ウサギがいる。
決して退屈はしないと言えるだろう。
こちらは抱っこ体験の様子だ。時期限定で赤ちゃんキツネを抱く事もできる。ちいさなキツネが居る時は、子ども達と遊びに行くにはうってつけなのではないだろうか。
▼赤ちゃんギツネ抱っこ_宮城蔵王キツネ村
本当にお得なプランは何もないの?
送迎もしてくれる白石温泉
では何かお得なプランはないか。
こちらはHPからも紹介されているのだが、キツネ村と提携している宿泊施設の方をご紹介しよう。
それがこちら……
である。
1泊2食付きで7,500円の宿。宿泊されるお客様をキツネ村まで送迎してくれるサービスがあるのだ。
キツネ村はかなり山奥にあるため、普通に行くにはタクシーが必要である。その交通費を浮かせられるというのは非常にメリットだろう。
基本的な時間として、
送り:10時30分
迎え:14時
となっている。
ただしこちらは相談により決める事ができるらしいので、予約の際に電話にて確認を入れて貰いたい。
バスツアーを利用しよう!
こちらも宮城の観光業界から、バスツアーの企画がある。
仙台を10時に出発し、キツネ村や酪農センターを回って17時に戻ってくる
というプランだ。参加費用は1人6,900円
詳細はこちらからご確認頂ける。
毎日ではなく月に2〜3回のツアーとなっており、予約なども随時受付中のようだ。基本的に土日が多いけれど、8月のみ平日の運行を予定されている日がある。
これといった法則がない為、やはり日付に関しては予定に合わせて確認頂きたい。
こちらのプランであれば、キツネ村には約2時間程の滞在となり、園内を遊ぶには十分な時間があるぞ。
それでもコスパは最高のキツネ村
もともと1,000円で遊べてかなりリーズナブル
さて、割引がなくてちょっとびっくりさせられたキツネ村ではあるが、しかし、そもそも1,000円で遊べているのだからかなりお得なのではと、私は考えるのだ。
こちら何時から入っても1,000円。エサや抱っこ体験は追加で料金が発生するけれど、キツネたちを堪能するのは何時間でもOKなのだ。
キツネが好きな人ならば、一日でも遊べるだろう。私がそうだった。
丸一日自由にキツネを見て回る事ができて、場合によってはいろんな可愛い姿や、やんちゃな姿を愉しむ事ができる。普通に滞在してもだいたい3時間程度は遊べる。
3時間でも1,000円。
カラオケボックスなどに比べてもかなりお得。割引がない分、初めから凄くコスパがいいのだ!!!
一日をどうやって楽しんだのか
最後に、私がどうやって一日中楽しめたのかを紹介しておこう。
そもそも私がキツネ好きなので、じっとしているだけでも天国にいるような夢見心地だったこともあるのだが、もうひとつ、とても素敵な運にも恵まれたのが大きい。
キツネ村に放し飼いされているキツネたちは、ほぼ野性である。子ども達には悪戯をするし、キツネ同士で喧嘩をしている姿も見るだろう。
そして、お触り御法度。
そのため口コミやブログを見ても……
- キツネが全然寄ってこない
- キツネと仲良くできない
- キツネが動かない
といった感想を見かける。それは仕方のない事だし、私もある程度の覚悟はして訪れた。それでなくとも「もふもふ抱っこ体験」があるし、いいかなと。
しかしだ、これは自慢話である。
1日を通して……2匹のキツネと仲良くなれたのだ!!!
左耳の付け根に泥の跡が残るプラチナキツネと、小さいけれど元気なアカギツネ。
プラチナキツネは私が歩くところ歩くところ、ずっと後をついて来てこれがとても可愛い。間近で写真を撮らせてもくれた。ズーム機能を使わず、鼻先がくっつくくらいの距離での撮影を許してくれたのだ。
小さなアカギツネも同様である。ちなみに噛みつかれたのがこの子。やんちゃで元気だが、足の周りにすり寄って来て非常に可愛いのだ。
もうメロメロである。
そんな素敵な体験から、ほぼ一日、閉園までこの子たちと戯れて終わったと言ってもいい。飽きない。
こうした、キツネの動き次第ではずっと居たくなる。それがこの蔵王キツネ村なのだ!! 皆さんもぜひ、遊びに行ってもらいたい。
キツネ村の料金に割引はない? 入園料やお得プランを徹底分析 まとめ
いかがだっただろうか? 入園料の割引は、小学生以下が無料。他はなし。
お得なプランもあるが、基本的に送迎に関するもののみで、園内に入るためにどうにかするものではない。
ただし、そもそも……入園料が1,000円でありコスパは最強だ。
2〜3時間ゆっくりとキツネの姿を見て回るだけでも、十分過ぎるほど楽しむ事が出来るだろう。
また、放し飼いエリアのキツネたちとどんなふれあいができるかは、ぶっちゃけ運である。
大人しいキツネの写真や様子を見るだけでも楽しめるので、キツネに懐かれるかどうかはプラスアルファのサービス対象外だと思って頂きたい。
それと、キツネとの間でトラブルがあれば、飼育員さんにも迷惑が掛かるし楽しい旅行が台無しになってもしまうだろう。
良い子のみなさんには、あまり私の真似はしないようにとだけ、伝えておきたいのだ。