縁結びで有名な出雲大社。多くの観光客が訪れるこの場所に、私も遂に参拝をしてきた。
以前に伊勢神宮にも行ったことがある私だったが、ここ出雲大社もそれに負けないくらいに立派な場所で、なんといってもやはり広い。何せ一つ目の鳥居がかなり外れにあるあたり、その広大さを感じさせる。
それでなくとも二つ目の鳥居。
「勢溜(せいだまり)の鳥居」というのだが、ここから歩くだけでも結構な距離になっていた。松の参道を抜け、さらに二つ分の鳥居をくぐってやっと境内に着くのだ。
境内にたどり着くまでも小さな社(やしろ)が幾つかあり、可愛いウサギたちが出迎えてくれるわけだが、これらを見て回るにはやっぱり時間がかかる。
そこで今回は、出雲大社をお参りするにあたり……
- いったいどのルートが周り安くおすすめか?
- また、どれくらいの時間がかかるのか?
旅行の計画を立てる為、まずはそれを見ていこう。
参拝のおすすめコースはコレ
基本コースのポイントを押さえよう
先ずは参拝していくにあたって、基本的なコースのポイントを見ていきたいと思う。
スタートは二つ目の鳥居。
「勢溜(せいだまり)の鳥居」
からになる。
この場所は様々な商店の並ぶ参道を抜けて、出雲大社の敷地の真南に位置する場所で、地図で紹介されている一番南の場所となるのですぐわかるだろう。
勢溜の鳥居をスタートすると、緩やかな下り坂の途中、右手に「祓社(はらえのやしろ)」が見えてくる。こちらで穢れ(けがれ)を払ったら、まっすぐ橋を渡り、松の参道を抜けるのだ。
参道を抜けると「ムスビの御神像」や「手水舎(ちょうずしゃ)」のある広場に出る。その先で「銅鳥居」を抜けると拝殿や本殿が見えてくるのだ。
本殿にお参りをし、そのそばの御守所などでお守りや御朱印を頂くなどしてもいいだろう。
また本殿周辺は学校のグラウンドが三つは入りそうなほど広大なので、周辺にある建物や像を見ていくといい。
最後に、本殿の西へと歩くと、巨大なしめ縄で有名な神楽殿がある。こちらを参拝して基本ルートは終わりだ。
歩き方にもよるが、基本的に所要時間は1時間30分くらいだと思ってほしい。
寄り道ポイントもチェック
さて、基本的にはこのくらいだが、境内を見ていく上で気になる、ちょっとした寄り道ポイントを紹介しておこう。
まずは祓社を通り過ぎて、橋を渡る前に左手に行くと見えてくる「野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)」。
こちら小さなウサギが左右でお祈りをしていて可愛いらしいお社なのだが、説明を読んでみたところ文武両道、スポーツの神様になっているらしい。相撲の神様で近くには相撲を取れる場所もあった。
合わせて紹介しておくと、出雲大社の境内には「神馬神牛像」というものもあって、こちらは学力アップが望めるという。どちらも学生にとってはありがたいスポットだと言えるだろう。
「野見宿禰神社」は少し歩くので10分程度プラス。「神馬神牛像」は基本コース上にあるので、時間は変わらないといった感じだ。
それから、本殿をぐるりと取り囲んでいろんな見所があり、できればすべてチェックして貰いたいのだが、その中でも一番人気なのが……
本殿の北側。
丁度真裏まで来ると、小さなウサギの像が何体も並んでいる広い場所がある。厳密にはこちらは裏ではないのだが、そのあたりは割愛して、やはりこの広場も人気のスポット。
本殿のまた違った顔を見られるのはもちろん、ウサギたちの愛くるしさに女性からの人気が高いようだ。
ちなみに出雲大社のウサギはあの有名な因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)。神様の恋を実らせたキューピットでもある。なにか、境内のいたるところに居るウサギを参拝しておけば、恋愛運が向上するかもしれない。
こちらは動画で紹介されている出雲大社の参拝コースの案内だ。しっかりわかりやすく見せてくれるので、こちらもぜひ参考にして見て欲しい。
▼出雲大社参拝
出雲周辺を見て回るならどこ?
ちょっと離れた一つ目の鳥居を見よう
では、出雲大社の境内の外にも目を向けよう。
その中でも忘れられないのがこちら、
一つ目の鳥居。
こちらは二つ目の「勢溜の鳥居」からかなり離れた場所にあるので注意して欲しい。南に車で数分走った場所に、白くて巨大な鳥居があるのだが、それがこれだ。
出雲大社には境内の方にある三つと、この離れた場所の一つ、計四つの鳥居がある。これらすべてをくぐると「し(四)あわせ」が訪れると言われている。
四つの鳥居をくぐるため、こちらの鳥居をちゃんと見てきたいのであれば道の駅「吉兆館」という場所があるので、こちらを利用して頂きたい。
御朱印ガールは必見
次にチェックしておきいたいのが、出雲大社の東側にある「天神社」。
こちらは出雲にまつわる御朱印が頂けることでも話題で、しかも御朱印は2つ頂くことが出来るぞ! それぞれの受け付けは違う窓口になっているので注意して貰いたいが、ほとんど同じ場所にあるので周るのは簡単だ。
またこちらの社近くでは、綺麗な滝などをのんびりと堪能できる。出雲大社の境内から出なければならないので、あらかじめ地図で確認して見て欲しい。
それから、天神社から南に降りたすぐの場所に歴史博物館もある。こうした場所を見てみたいという方も多いので、チェックする時は覚えておくといいだろう。
西の海岸線に鳥居あり
最後に私達も見に行ったのだが、出雲から車で数分。西の海岸にいくと「稲佐の浜」という場所に出る。
干潮の時に海を渡って歩ける場所に鳥居もあって、こちらもちょっとしたパワースポットとなっているようだ。
私達が訪れた日は少し海が時化っていて、浅瀬にはなっていたが歩いて近寄る事が出来なかったのが残念だ。
ただ、夕暮れの美しさなどは絶景としてガイドブックなどでも紹介されているので、一目見に行ってもいいだろう。
旅の思い出にお土産も
定番やちょっと珍しい現地のお菓子がたくさん!
最後にやっぱり、旅の思い出にお土産を見る事だろう。職場や友人らに配る方も多いのではないだろうか。
そこで、すぐに足を運べるお土産屋さんを紹介しておきたい。
まずは出雲大社から歩いて1分。なんといっても神楽殿を南に出たらすぐそこにあるのが嬉しいのがこちら「おおみやげセンター開運堂」だ。
本当に小さな道を挟んで反対にあるだけなので、すぐに入る事ができる。
こちらで定番の出雲の食べ物だけじゃなく、見慣れない味のお菓子も多数置いていた。私の家族が商品を選んでいたので、正直なところラインナップは忘れている。
クッキーやカステラはあったのだが……いやはや。
その実態はぜひとも、足を運んでその目で確かめてみていただきたい。
多くの観光客が訪れる観光センター
もう一つ。
出雲大社の西には無料駐車場があるのだが、その道路向かいに「観光センターいずも」という場所がある。
さすが、地域最大のお土産屋であると看板を掲げるだけはある。
車で旅行に来た渡したちは、訪れる事はなくてもその観光センターを眺める機会があった。お隣にお蕎麦屋さんがあるので、昼食のため近くを歩いたのも理由だ。
中には入っていないので商品などはわからないが、こちらでもたくさんのお土産を購入することが出来るみたいだ。
お土産以外にも名産品や、小さなコンビニも入っているらしく、パッと見た客足も非常に多い印象。
出雲に行く場合はぜひチェックしてみるといいだろう。ちなみに駐車場だけじゃなく、バスターミナルからも近くなので非常にアクセス良好なのもありがたい。
出雲大社の参拝にかかる所要時間は?コースを練って出雲を遊び尽すのだ まとめ
いかがだっただろうか? 出雲大社を歩く場合は、勢溜の鳥居に祓社から始まって、神楽殿へと抜けていく反時計回りコースになって、だいたい1時間~1時間30程度の時間になる。
逆に言えばそれだけあれば、ほとんどを見て回る事ができる。
一部紹介させていただいた他の見所を一緒に見ていくにしても、だいたい3時間もは掛からないだろう。
余った時間はお土産を買いに行ってもいいし、すこし別のところに足を延ばしてもいい。
また勢溜の鳥居を南に出て、参道に並ぶ商店街を見ていくのも楽しいだろう。こちらには蕎麦もぜんざいもある。
ぜひ、あなたも出雲の街を遊びつくして欲しい!!