箱根といったら、大涌谷。大涌谷といったら黒たまごを食べたい!
そういえば「黒たまごを食べると寿命が7年延びる」というのを聞いたことがあるのだが本当なんだろうか…。
1個につき7年なら一気に2個食べたら14年!? 長生きしたい人は2回行っただけで2個を一気にたべる計算として28年も寿命が延びる!? 本当ならば不思議でしょうがない。
そんな疑問を解明しようと少し前に実際に大涌谷に行ってきた。
第一印象は「硫黄」の臭いがすごい…。まぁ、確かに火山だから当たり前なのだが噂に聞いていた以上に鼻の奥にくる独特の臭いに驚かされる。
しかし、黒たまごを見つけに…長寿になると信じて山を登った。
山を登るとそこは匂いだけではなく、白い煙が立ち込めていた。
これが大桶谷かぁ、と黒たまごを探し歩いたわけだが、今回は、この長寿といわれる黒たまごの秘密を私の体験記も踏まえながら紹介していきたいと思う。
黒たまごはどこで?いくらで食べれる?
大涌谷でしか食べれない!?
山頂についたら、ようやく匂いにも慣れてきて周りの崖というか煙というか景色を堪能し、早速求めていた黒たまごを捜索。んー……いくつかお店がある。
温泉地のようなところを散策していたら、実は黒たまごは……
お店で食べられるらしい!
しかも後でネットで調べて知ったことだが、一つのお店だけではなく、大涌谷にあるいくつかのお店で食べることができるみたいだ。
ちなみに私が現地で実際に食べたお店は「大涌谷くろたまご館」というところ。
他にも「玉子茶屋」「ゆ~らんど」「極楽茶屋」というお店であれば食べられるとのことだ。
しかも、大涌谷に行かないと食べれない超レアものといったたまご!
完全に箱根あたりのお土産屋さんだったら食べれると思ったし、黒たまごは温泉には実際浮いて売ってはなかった、というなんとも良い意味で裏切られた感がする(笑)
気になるお値段は?
てっきり食べ歩きというかそんな感覚で行ったつもりがまさかの……
5個で500円。
ん? 5個入り? 1個ずつのバラ売りじゃだめなの?
そう、大涌谷のあの有名な黒たまご、実はばら売りはしてないらしい。知らなかった……。
もちろん一気に5個も食べれるわけもなく、一緒に行った友人と2個ずつ分けることに(残りの1つは私が帰りの電車で食べました)。
味はなんとなくだけど、黒たまごのほうがおいしいかった。それもそのはずで、なんと普通のゆで卵より……
旨味成分が2倍
なんだとか! 最初は「えっ、500円のまとめ売りしかしていないの? 」とびっくりさせられたが、実際に食べた感想としては大満足としか言いようがない。
なんと滅多に見られない大涌谷の黒たまごができるまでの工程を動画で発見した。まさかこんな風にできているとは……。予想外である。
▼箱根大涌谷黒たまごが出来るまで / Hakone Kurotamago
黒たまごを食べると寿命が延びるって本当??賞味期限はあるのか?
黒たまごを食べると寿命が長くなるのは言い伝え!?
実は大涌谷と平安時代の弘法大師には深い関係がある。
平安時代弘法大師が作ったといわれている「延命地蔵尊」という延命・子育てのというお地蔵様がある。
延命・子育てのお地蔵様にあやかり「黒たまご」を食べると寿命が延びると言われるようになったのが始まり。
なぜお地蔵様が関係するかというと……。
昔はお地蔵様が温泉地の近くにあったかららしく、言い伝えられた!
とのこと。
ではなぜ「7年寿命が延びる?」と言われているのは七福神など縁起の良い数字として7が使われるためだそう。
確かに言われてみると「ラッキー7」とかも7だったとふと思う……。
黒たまごにも賞味期限がある
大涌谷の名物黒たまごもやはり食べ物のため賞味期限がある。
それは……。
なんと2日!!!!
そこで普通のゆでたまごの賞味期限も気になって調べてみた。
そしたらなんと普通のゆでたまごは冷蔵庫に入れて3日らしい。
旨味成分が普通のゆでたまごより多い代わりに賞味期限が短いのでは? というのが私の推測である。
もしお土産として購入する場合には大人数の家族がいればいいがよし!
しかし一人暮らしの場合5個入りなので1袋が限界ということに気づいた…。
まぁお土産も大事だけど、その場で食べるほうが情緒があっていいかな。
なんでたまごが黒くなるの? その正体とは?
化学反応で黒くなっている!?
実は大涌谷にある火山ガスと地熱で、化学反応を起こしているのだ。
実際に卵自体が化学反応を起こしているわけではなく、化学反応を起こすのは温泉の方。
そこで生卵を茹でると……。
殻に鉄分が付着するという仕組みらしいぞ。
通常のたまごより鉄分が豊富
化学反応によって作られた大涌谷の黒たまごは鉄分が豊富なのでは? という疑問にたどり着いた。
確かに実際食べてみたところ、旨味はあったが、実際にはどうなんだろうか…。
残念なことに、こちらは調べてもよくわからなかった。が、とにかく味は美味しい。美味しいのはいいことだ。
大涌谷の黒たまごは食べるべし! 値段と寿命と賞味期限の秘密 まとめ
大涌谷はやっぱり硫黄の臭いがしたけれど、黒たまごをあの風景の中で食べることに意味があると思う。
それに私が実際に食べたお店の「大涌谷黒たまご館」では色んな黒たまごの秘密を知れたし、お店にいる人からも話が聞けて良い情報源になった。
寿命が7年延びるというのはそんな謂れがあったのも知らなかったなぁ…。ぶっちゃけ信じていただけに、ちょっとショックを受けてしまった。
だけど延命・子育てのお地蔵様にあやかってということで寿命が7年延びるという言い伝えは雑学としてGETしてよかった。
そして5人で行けば2袋は買えるし温泉に浸かった帰りにでもぜひ寄ってみてほしい。
また賞味期限は2日ということなので、お土産に買ったら速攻食べることを学んだ。
ぜひ大涌谷に行ったらまずは黒たまごを目指して「大涌谷黒たまご館」に足を運んでほしい。
ちなみに黒たまごが食べれる時間帯は……。
9:00~16:40となり売り切れ次第終了らしい!
行くなら早めの時間に。
あざす
芦ノ湖にワカサギを食べに行きたいと思っているので、その時に、黒たまごも食べに行きたいです。
いい情報を、教えて下さって、ありがとうございます。